下落、米景気悪化による需要低迷を警戒=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物3月限(WTI)(終値)
1バレル=80.13(-1.49 -1.83%)

 ニューヨーク原油は下落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が1.49ドル安。その他の限月は1.49~0.74ドル安。

 主要国の景気悪化見通しが重しとなった。1月のユーロ圏購買担当者景気指数(PMI)・速報値が景気判断の分岐点である50を上回り、企業景況感の悪化が一巡した印象がある一方、米国のPMIはやや上昇したものの、50を下回ったままであることが相場を圧迫した。PMIは国内総生産(GDP)に先行する傾向があり、米景気後退が意識されている。今週は26日に昨年10-12月期の米GDP速報値が発表される。

 時間外取引で3月限は80.75ドルまで下落したが売りは続かず、通常取引開始を控えて82.22ドルまで強含んだ。ただ、その後は再び売りが優勢となり、79.66ドルまで下げた。

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