続落、FOMC控えた警戒感やロシアの堅調な輸出が重し=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物3月限(WTI)(終値)
1バレル=77.90(-1.78 -2.23%)

 ニューヨーク原油の期近は続落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が1.78ドル安。その他の限月は1.77ドル安~0.53ドル高。

 米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えた警戒感が相場を圧迫した。インフレ率の鈍化を背景に市場参加者は0.25%への米利上げペースの減速や3月の米利上げ停止を期待しているものの、タカ派的な舵取りが続くリスクが意識されている。欧州連合(EU)や主要7カ国による原油の上限価格設定など追加制裁を受けても、ロシアの輸出が堅調に推移していることも重し。

 時間外取引で3月限は80.49ドルまで上昇したが上値は重く、通常取引開始に向けて売りが強まった。通常取引開始後は一時プラス転換したものの、上値の重さは変わらず引けにかけては77.66ドルまで下げた。

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