大阪3月限 日経225先物 27440 -210 (-0.75%) TOPIX先物 1977.5 -8.0 (-0.40%) 日経225先物(3月限)は前日比210円安の2万7440円で取引を終了。寄り付きは2万7530円とシカゴ日経平均先物清算値(2万7585円)にサヤ寄せする形で、売り先行で始まった。米長金利上昇や日銀の総裁人事に絡む政策修正が警戒され、現物の取引開始直後には節目の2万7500円を下回った。ナイトセッションの安値水準で下げ渋る動きも見られたが、前場半ば辺りから下へのバイアスが強まり、一時2万7240円まで売られた。ただし、短期的なトレードが中心となるなか、後場はショートカバーが優勢となり、2万7350円~2万7450円辺りで下げ渋る動きだった。 日経225先物は売り先行で始まり、ナイトセッションの安値水準での攻防を見せていたものの、香港ハンセン指数が一時1%を超える下落を見せたことで、米中関係の悪化を警戒させる格好となり、これを手掛かりにショートが入ったとみられる。ただし、前場半ばからの下落分は後場半ばには吸収していたため、積極的に仕掛けてくる動きではなく、短期的なトレードが中心であろう。 なお、ハンセン指数はその後、下落幅を縮めているほか、グローベックスの主要な米株先物も小幅な下げにとどまっている。週明けの米国市場でも14日に1月の米消費者物価指数(CPI)の発表が控えていることもあり、持ち高調整の動きが中心になりそうだ。 日経225先物は、75日移動平均線が支持線として機能する格好で、下げ渋る動きを見せた。売り込みづらい状況であるが、25日、200日線が2万7000円辺りに位置しているため、CPIの結果次第では同水準を試す可能性も意識されてきそうだ。そのため、イベントが通過するまではポジションを傾けてくる動きは考えづらく、短期割り切りでのトレードとなろう。 また、投資部門別売買動向では、2月4週の海外投資家は先物を3週連続で買い越したものの、金額は2493億円だった。1月4週の1兆930億円の買い越しから大きく減っていたこともあり、ピーク感が意識されそうなことも手掛けづらくさせそうである。 なお、NT倍率は先物中心限月で13.87倍だった。前場に一時13.82倍まで低下し、13.84倍に位置する25日線を下回る場面が見られた。ただし、25日線を大きく下放れる流れとはならず、後場はNTショートの巻き戻しが優勢だった。NT倍率は足もとでは25日線がサポートとして機能する一方で、75日線が位置する14.02倍辺りが抵抗となろう。 手口面では、日経225先物は三菱UFJが1170枚、JPモルガンが970枚、野村が920枚、日産が680枚程度の売り越しに対して、ABNアムロが2340枚、バークレイズが760枚、ドイツが490枚、SBIが480枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はモルガンSが3500枚、SBIが480枚、バークレイズが420枚程度の売り越しに対して、ソジェンが1510枚、ABNアムロが1470枚、BNPパリバ590枚、JPモルガンが460枚程度の買い越しだった。 株探ニュース
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