モバイル決済サービスのブロック<SQ>が4日ぶりに反落。先週は10-12月期決算(第4四半期)の発表を受けて買いが強まった。同社がコスト意識を強調したことを投資家は歓迎していたようだ。きょうは利益確定売りが出ている模様。 しかし、同社のキャッシュアプリに対する期待も伝わっている。キャッシュアプリ部門の年間の粗利益は同社の収益化努力によるユーザーごとの経済性向上で、2025年までに90%増の56億ドルに達する可能性があるという。 積極的なペースで新サービスを開始しており、機能と顧客間の相互接続をさらに構築することで、送金に留まらず、銀行商品へと市場機会を拡大し、グーグル・ペイやペイパルと並ぶカテゴリーリーダーとして位置付けることができる可能性があるという。 また、既存顧客に対するより収益性の高い商品提供で、経常収益の向上に積極的に取り組んでおり、アクティブユーザーあたりの平均経常収益(ARPU)をさらに拡大させることが可能だという。 基本的な送金から、株取引、カード、クレジットなど、より収益性の高い商品へと成長することで、複利効果が期待でき、既存顧客のARPUは上昇し、新規顧客のARPUも高水準でスタートする可能性が高いとしている。最近開始された直接預金のサービスは大きな粘着性をもたらし、より高いクロスセリングの可能性を提供するものと考えるという。 株価は100ドル近くまで容易に上昇できると見ているが、これは過去数年の年30-60%の伸びに対し、10-15%とかなり緩やかで保守的な見通しに基づいているとしている。 (NY時間10:13) ブロック<SQ> 76.97(-0.39 -0.50%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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