アジア株 香港株は反落も下げは一時的か、中国V字回復期待 中国指導部も回復ペースにびっくり 東京時間11:02現在 香港ハンセン指数 20460.05(-159.66 -0.77%) 中国上海総合指数 3312.57(+0.22 +0.01%) 台湾加権指数 15512.19(-86.30 -0.55%) 韓国総合株価指数 2419.67(+6.82 +0.28%) 豪ASX200指数 7250.40(-1.20 -0.02%) アジア株はまちまち。中国経済の先行きを楽観視した買いが続いている一方、調整売りも出ている。きのう4%超上昇した香港株は0.77%安と利益確定売りが優勢。ただ、下げは一時的か。上海株も反落して始まったが、その後下げを帳消しに。 中国V字回復が期待されている。格付け会社ムーディーズは今年の中国成長率予想を4.0%から5.0%に上方修正した。きのう発表された2月の製造業PMIは急回復し、およそ10年ぶりの高水準を記録した。また、中小企業を対象とする財新の製造業PMIも8カ月ぶり高水準となった。 中国指導部は中国経済の回復ペースに驚いていると政府関係者がコメントした。現在の経済回復に満足していることから、今のところ景気刺激策の必要性を「あまり感じない」としており、今週末に開催される全人代(全国人民代表大会)では、追加の支援策を発表するのではなく、経済を「維持する」ことを目指すと伝えるとしている。 マーケットは全人代での支援策発表を期待していたため、やや失望感が広がっている。 香港市場ではきのう大幅高となっていたJDドットコムやバイドゥなどハイテク関連が下落している。龍湖集団や新世界発展、碧桂園控股など不動産株も下げている。 休場明けの韓国株は小幅高。前日のアジア株高を好感している一方、ナスダックの下げなどが嫌気されている。
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