株価指数先物【引け後コメント】 ロールオーバー中心のなか、ヘッジ対応に伴うロングが優勢

配信元:株探
著者:Kabutan
大阪3月限
日経225先物 28260 +360 (+1.29%)
TOPIX先物 2036.0 +17.0 (+0.84%)

 日経225先物(3月限)は、前日比360円高の2万8260円で取引を終了。寄り付きは2万8200円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万8205円)にサヤ寄せする格好から、買いが先行した。現物の取引開始直後に2万8160円まで上げ幅を縮める場面もあったがショートは強まらず、反対に押し目待ち狙いのロングが優勢で、前場終盤にかけて昨年12月14日の戻り高値2万8260円を突破し、ランチライムで一時2万8320円まで上げ幅を広げた。後場は急ピッチの上昇に対する過熱感が意識されたほか、週明けの米国市場の動向を見極めたいところでもあり、2万8260円~2万8300円辺りでこう着した。

 日経225先物は、寄り付き後に上げ幅を縮める場面が見られたが、ナイトセッションでボリンジャーバンドの+3σを上放れていたこともあり、利食いが入りやすいところだった。ただし、+3σに接近する局面では押し目を拾う動きになるなど、ヘッジ対応に伴うロングが優勢だった。バンドは拡大しており、+3σは本日の2万8160円近辺から、ナイトセッションでは2万8300円処まで拡大している。+2σは2万8060円辺りに位置しており、同水準まで調整を見せてくるようだと、押し目狙いのロングが入りやすいだろう。

 もっとも、週末に3月限の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えているため、基本的には限月交代に伴うロールオーバーが中心となる。また、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が7日に米上院銀行委員会、8日に米金融委員会で半期に一度の議会証言を行う。前回の米連邦公開市場委員会(FOMC)まで使用していた「ディスインフレ(インフレ鈍化)」に関する発言の撤回の有無や、FF金利誘導目標レンジを引き上げてくるのかなどを見極めたいとして、こう着感が強まる可能性がある。

 そのため、目先的にはボリンジャーバンドの+2σの2万8060円から+3σの2万8300円辺りでのレンジ推移を想定。バンドの切り上がりに沿ったトレンド形成が期待される。また、NT倍率は先物中心限月で13.88倍だった。上値抵抗線として意識されていた25日線を回復して始まると、小動きではあるが高値で終えた。目先的なメドとみていた25日線を上放れたことにより、今後は75日線が位置する13.94倍辺りがターゲットになろう。いったんは25日線が支持線として機能するかを確認する形でリバランスをみせる可能性はあるものの、低下する局面ではNTロングの組成に向かわせよう。

 手口面では、日経225先物はシティが6090枚、BofAが2640枚、UBSが1830枚、ゴールドマンが1780枚程度の売り越しに対して、HSBCが6180枚、みずほが2300枚、大和が1410枚、三菱UFJが1260枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はシティが1万2200枚、モルガンSが6930枚、バークレイズが5230枚、みずほが3500枚程度の売り越しに対して、ソジェンが1万0130枚、野村が7380枚、BNPパリバが6430枚、ゴールドマンが5160枚程度の買い越しだった。いずれも限月交代に伴うロールオーバーとなる。

株探ニュース

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