【これからの見通し】ECB理事会の50bp利上げはどうか、金融不安のタイミングで きょうのECB理事会の結果発表はいつも以上に注目度が高まっている。欧州では根強いインフレが観測されており、インフレ抑制対応が急がれている。タカ派メンバーが75bp利上げを主張する声を、ラガルド総裁が複数回の50bp利上げを続けるメッセージを発することで収めた経緯がある。 しかし、極めて短期間で金融状況が変化している。米銀の破綻に続いて、欧州大手金融機関のクレディスイスの経営不安が表面化している。筆頭株主が追加支援を否定したことが事態の深刻さを一層深めている。スイス中銀が資金供給を実施することを表明したが。クレディスイス株の反発力は乏しい。市場に金融不安を広げる事態となっている。 欧州発の金融不安材料ということで、ECBにとっても対岸の火事ではいられなくなっている。市場では50bp利上げから25bp利上げの観測が優勢になっている状況だ。金利に対する可能性は、据え置きか利上げ継続か。利上げの場合は25bpか50bpか。3つのケースが想定される。いずれの措置にしても、批判的な見方がでることは必至とみられ、市場が流動的な局面での判断はきわめて困難だ。一部にはQTの一時的は停止や、ペースダウンなどの見方もある。声明やラガルド総裁会見などでの説明力が求められることとなろう。 この後の海外市場で発表される経済指標は、上記のECB金融政策のほかにも香港失業率(2月)、米輸入物価指数(2月)、米住宅着工件数(2月)、米フィラデルフィア連銀景況指数(3月)、米新規失業保険申請件数(03/05 - 03/11)などが予定されている。 発言イベント関連では、ECB理事会後のラガルドECB総裁会見、ECBの経済見通しなどが注目される。イエレン米財務長官がバイデン大統領の予算教書に関する公聴会を招集する。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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