反落、金融システム不安が根強く売り止まらず=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物4月限(WTI)(終値)
1バレル=66.74(-1.61 -2.36%)

 ニューヨーク原油の期近は反落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が1.61~1.59ドル安。その他の限月は1.51ドル安~0.23ドル高。

 金融当局や大手銀行の支援を受けても金融システム不安が沈静化せず、景気悪化懸念が根強いことが相場を圧迫した。米ファースト・リパブリック銀行に対しては米大手銀行が300億ドルを預金したものの、米ファースト・リパブリック銀行は再び急落したほか、資金支援した大手銀行も売られた。ロイター通信の報道によると、経営が不安視されているクレディ・スイス・グループの幹部は週末に今後について検討するという。

 時間外取引で4月限は69.64ドルまで買い戻しが優勢となる場面はあったが、上値は限定的だった。通常取引開始前から売りが強まると65.17ドルまで下落し、今週の安値を塗り替えた。


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