反落、前日までの上昇を受けた利益確定の売りが優勢に＝ＮＹ原油概況

NY原油先物5月限（WTI）（終値）
1バレル＝82.16（-1.10　-1.32%）

　ニューヨーク原油の期近は反落。終値の前営業日比（速報値）は期近２限月は１．１０～１．０５ル安。その他の限月は０．９７ドル安～０．０９ドル高。

　前日までの上昇を受けた利益確定の売りが優勢となった。物価高や金利高を背景とした米景気後退リスクや石油需要の下振れ懸念が引き続き重しとなっている。３月の米生産者物価指数（ＰＰＩ）が一段と鈍化したことからインフレ懸念はさらに縮小し、来月の米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）における利上げ停止観測が強まったものの、年後半にかけて米経済が悪化していく可能性が依然として意識されている。

　時間外取引で５月限は前日終値付近で推移。ただ、次第に上値が重くなると、通常取引開始後に８２．１１ドルまで軟化した。

MINKABU PRESS

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