太陽光関連機器のエンフェーズ・エナジー<ENPH>が大幅安。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、株価は冴えない反応を示している。第2四半期のガイダンスで予想を下回る売上高見通しを示したことが嫌気されている模様。 カリフォルニア州の屋根上太陽光発電の補助金が変更されたことで、米最大の住宅市場での設置が遅れるのではないかと市場は懸念している。同社のコータンダラマンCEOも「ガイダンスについては、カリフォルニア州の変化に関する不確実性が原因だ」と述べた。ただ、「この事業のファンダメンタルズには問題はない。光熱費は上がる一方だ。下がることはないだろう」とも付け加えた。「高金利の環境が続けば、以前のような成長を遂げることは難しいでしょう」とも語った。 今回の決算を受けてアナリストからの目標株価の引き下げも相次いでいる。「米国の期待外れの欧州の力強い成長に影を落とす可能性がある。米国の出荷数は年間を通じて順次減少するとの予想が裏付けられたと考えている」とのコメントも聞かれた。 (1-3月・第1四半期) ・1株利益(調整後):1.37ドル(予想:1.23ドル) ・売上高:7.26億ドル(予想:7.23億ドル) ・粗利益率(調整後):45.7%(予想:42.7%) ・営業利益:1.68億ドル(予想:1.33億ドル) (4-6月・第2四半期見通し) ・売上高:7.00~7.50億ドル(予想:7.59億ドル) ・粗利益率(調整後):42~45%(予想:42.7%) (NY時間10:04) エンフェーズ<ENPH> 167.44(-53.16 -24.10%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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