ブリトーなどメキシコフードのファストフードを展開するチポトレ・メキシカン・グリル<CMG>が大幅高。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、既存店売上高が予想を上回ったほか、1株利益も予想を上回った。また、第2四半期と通期のレストランの既存店売上高は1桁台半ばから後半の伸びを見込んでいる。値上げとアボカドのコスト低下が奏功。値上げが定着していることを示唆している。 同社のニッコルCEOは「値上げと41店舗の新規出店により、売上高が増加した。また、新メニューのチキン・アル・パストールも支援した」と述べている。「第1四半期の顧客との取引は好調で、消費者がパンデミックの影響から脱しつつあることを示すもう一つの証拠だ」とも語った。 営業利益率も、アボカド価格の下落、配送費低下が寄与し、予想を上回った。しかし、トルティーヤ、豆、米などの食材の価格高騰は続いているとしており、アボカドの価格が再び上昇しているようだと指摘していた。 アナリストからも高評価が聞かれ、「好調なトラフィック回復で、投資家のメニュー値上げへの懸念は解消されるている。第1四半期の取扱いは約4%加速し、これは第3、第4四半期のネガティブなトレンドから回復している」と指摘。「経営陣は、ポジティブな取扱い動向が4月も継続していると述べている」とも語った。 (1-3月・第1四半期) ・既存店売上高:10.9%(予想:8.5%) ・1株利益(調整後):10.50ドル(予想:8.92ドル) ・売上高:23.7億ドル(予想:23.4億ドル) ・営業利益率:15.5%(予想:14.0%) ・新規店舗出店数:41件(予想:55件) (通期見通し) ・店舗新規出店数:255~285件(予想:273件) (NY時間11:07) チポトレ<CMG> 2038.36(+258.36 +14.51%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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