きょうは日銀決定会合を受けて円安が強まっているほか、NY時間に入ってユーロの買い戻しが強まっていることから、ユーロ円は一時、節目の150円台を一気に回復していた。150円台は2008年のリーマンショック時以来。一気に目先の目標に達し、達成感も出そうだが、来週以降、このまま強い展開が続くか注目される。 きょうは第1四半期のドイツGDP速報値が発表になっていたが、前期比0.047%(統計局による切り捨てで0.0%)となった。第4四半期の大幅な落ち込みの後にしては、僅かな上昇に留まった印象。 ここで注目すべき点は、過去の経験則から、ドイツでは、利上げは常に景気後退で終わり、それは最初の利上げから平均5四半期で訪れる点だとの指摘が出ている。 ECBの利上げは昨年の7月の理事会から始まっているので、過去の経験則からすれば、次の第3四半期辺りで利上げは終了することになる。現在の市場の見通しからすれば、7月にECBの利上げが終了との見方が有力と見られており、概ね合致していそうだ。 それは同時にドイツ経済も第3四半期に景気後退に入る可能性があることを意味する。テクニカル的に景気後退は2四半期連続のマイナス成長と定義づけられているが、第2四半期と第3四半期、もしくは、第3四半期と第4四半期が連続でマイナス成長であれば、経験則に概ね合致する。 ドイツ経済については、一頃よりも楽観的な見方が広がっており、先日のIfo企業景況感の調査からも、第2四半期のドイツ経済は幾分の成長が示唆されている。ただ、多くのドイツ企業は、パンデミック期に受注できなかった案件の大半をすでに消化し、受注残はそれほど多くはない。 上記の経験則からすると、年後半の第3四半期と第4四半期に2四半期連続のマイナス成長に陥り、景気後退に入るリスクが残っている可能性があるという。 EUR/JPY 150.00 USD/JPY 136.04 EUR/USD 1.1033 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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