きょうの為替市場はドル買いが強まっており、ユーロドルは再び1.09ドル台に下落している。本日の21日線が1.0965ドル付近に来ているが、その水準を維持できるか注目される。今週はECB理事会が予定され、市場は利上げを確実視している。ただ、0.25%か0.50%かで意見が分かれており、その意味では明日の4月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値の発表が注目される。 市場はECBのタカ派姿勢がもうしばらく続くとの見方を強めているが、一方で域内最大の経済大国であるドイツの景気後退リスクは依然として高いとの指摘も聞かれる。ドイツは僅差でテクニカル的なリセッション(景気後退)への転落を免れたが、そのリスクが完全に回避されたわけではないという。冬の温暖な気候、中国の経済再開、そして、サプライチェーン緩和によるドイツ製造業の回復は景気後退の危険水域から抜け出るには不十分だという。 ドイツの消費者は依然としてエネルギー価格高騰に苦しんでおり、製造業の生産高はいまのところ持ち堪えているものの、世界経済の減速と金利上昇による影響が今後、同国の輸出部門を直撃する可能性があるという。ドイツ経済の全体的な方向性は明確で、今年は停滞との長い付き合いが続くことになるとも付け加えた。 EUR/USD 1.0969 EUR/JPY 150.69 EUR/GBP 0.8781 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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