続伸、先週の急落後の買い戻しが続く＝ＮＹ原油概況

NY原油先物6月限（WTI）（終値）
1バレル＝73.16（+1.82　+2.55%）

　ニューヨーク原油は続伸。終値の前営業日比（速報値）は期近２限月は１．８０～１．８２ドル高。その他の限月は０．７８～１．７８ドル高。

　先週の急落後の買い戻しが続いた。米地方銀行株の不透明感や金融システム不安を背景とした原油安が巻き戻されている。カナダのアルバータ州の山火事で約３万人が避難を強いられているほか、日量１８万５０００バレル規模の原油生産が停止したことも支援要因。今週の米消費者物価指数（ＣＰＩ）の発表を控えた買い戻しも入った。インフレ率次第では米金利据え置き観測が強まる。

　時間外取引から６月限は堅調。通常取引序盤には７３．６９ドルまで上値を伸ばした。ただ、その後は上げが一服した。

MINKABU PRESS

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