【これからの見通し】あすの米消費者物価指数発表を控えて、調整主導か

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
【これからの見通し】あすの米消費者物価指数発表を控えて、調整主導か

 昨日に続いてきょうも目立った主要経済指標発表は予定されていない。市場の関心はあす10日の米消費者物価指数に集まっている状況だ。

 先週、市場をかく乱した米地銀株の急落については、週明けには反発の動きをみせており、いったん落ち着いた格好。また、先週末の米雇用統計の強い結果内容についても、市場は景気動向の底堅さを示すものとの好意的な反応を示していた。ただ、昨日の米FRB調査では銀行の貸出態度が厳格化していることが示されていた。明日の米消費者物価指数発表という大きなイベントを控えて、今日の海外市場では調整主導の展開が予想されそうだ。

 為替市場では、原油高の一服もあって、リスク選好地合いで買われていたノルウェークローネ、豪ドル、NZドルなどに調整売りの動きがみられている。クロス円も上値が重い。ドル円は売買が交錯しているが、一段の上昇の勢いは落ち着いているようだ。

 この後の海外市場で発表される経済指標は、フランス貿易収支(3月)および経常収支(3月)、メキシコ消費者物価指数(CPI)(4月)など。市場の注目度の低い指標発表に限定される。きょう発表済の指標では、4月英BRC既存店売上高が前年比+5.2%と前回3月の+4.9%から上昇していた。ロンドン勢が改めて反応を示すのかどうか注目される。

 一方、発言イベント関連はかなり盛りだくさんだ。ヘロドトゥ・キプロス中銀総裁、レーンECBチーフエコノミスト、センテノ・ポルトガル中銀総裁、バスレ・スロベニア中銀総裁、ブイチッチ・クロアチア中銀総裁、シュナーベルECB理事などECB高官らの講演やイベント参加予定が相次ぐ。米金融当局者では、ジェファーソンFRB理事、ウィリアムズNY連銀総裁などの講演などが予定されている。金融政策見通しとともに、昨今の米地銀問題についての言及が注目される。また、懸念されている米債務上限については、バイデン米大統領が共和党マッカーシー下院議長らと協議を行う予定。米主要企業決算は、エレクトロニックアーツ、アンダーアーマー、エアビーアンドビーなどが注目される。 

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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