続伸、OPECプラスが減産を延長も上げは失速=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=72.15(+0.41 +0.57%)

 ニューヨーク原油の期近は続伸。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月は0.41~0.42ドル高。その他の限月は0.71ドル安~0.39ドル高。

 週末の石油輸出国機構(OPEC)プラスの会合で、減産合意を来年末まで延長することが決まったほか、自主減産も来年末まで継続することが買い手がかりとなった。OPECプラスの舵取り役であるサウジアラビアが7月に日量100万バレルほど追加で自主減産することも支援要因。サウジの自主減産について、7月以降も続く可能性が示唆されている。ただ、世界的な景気見通しの不透明感が重しとなり、時間外取引の高値からは大きく押し戻されて引けた。

 時間外取引でニューヨーク原油7月限は75.06ドルまで急伸したが、買い戻しが一巡すると失速した。通常取引開始後はさらに上げ幅を縮小し、71.77ドルまで水準を切り下げた。

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