反落、主要国の景気悪化懸念で産油国会合後の上げは続かず=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=71.74(-0.41 -0.57%)

 ニューヨーク原油の期近は反落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月は0.41ドル安。その他の限月は0.40~0.07ドル安。

 主要国経済の弱含みによる需要低迷が意識されていることが相場を圧迫した。主要国の中央銀行はインフレを抑制するためにタカ派的な金融政策を継続しており、景気悪化懸念が根強い。米債務上限の停止法案が成立し、米政府資金の枯渇を懸念する必要は後退したものの、米政府が資金を調達することで金利が上昇し、金融機関からの預金流出が続くリスクがあることも懸念要因。

 時間外取引で7月限は70.13ドルまで軟化。ただ、通常取引開始後は買い戻しが優勢となり、下げ幅を解消すると72.33ドルまで上げた。ただ、プラス圏での推移は一時的でマイナス圏に押し戻されて引けた。

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