アジア株 香港株は大幅安 中国失望売り続く 来週は6月中国PMI、弱ければもはや政策期待なく素直に売りか 東京時間14:01現在 香港ハンセン指数 18802.73(-415.62 -2.16%) 中国上海総合指数 3197.90(休場) 台湾加権指数 17202.40(休場) 韓国総合株価指数 2569.62(-24.08 -0.93%) 豪ASX200指数 7090.90(-104.59 -1.45%) インドSENSEX30種 63058.56(-180.33 -0.29%) アジア株は総じて下落、米金融引き締めが長期化するとの懸念が高まっている。半期に1度の議会証言でパウエルFRB議長は年内あと2回の利上げを示唆した。 また中国の経済停滞懸念も重石。中国政策金利の引き下げ幅が「小幅」だったことに失望しているほか、景気支援策がいつまで経っても発表されていないことにマーケットは苛立っている。約5年ぶりの米国務長官と中国習近平国家主席の会談も何の成果もなく、バイデン米大統領は習近平国家主席のことを「独裁者」と呼ぶなど、米中関係は悪化するいっぽうだ。 来週は中国6月の製造業PMIおよび非製造業PMIが発表される。結果が弱ければ通常は景気支援策期待が高まるが、マーケットはもはや期待せず素直に中国株を売る可能性がある。為替相場でも中国売りが続いており、オフショア人民元は対ドルで7.22元を突破、昨年11月以来の安値をつけている。世界のファンドは中国株から資金を引き上げ、日本株を購入している。 休場明けの香港株は大幅安。1万9000ポイントの大台を大きく割り込み、3週間ぶりの安値をつけている。全業種が下落。 豪州株は3営業日続落。原油価格の下げが嫌気されておりエネルギー関連が大幅安。NY原油は時間外でも下落。一時、1バレル=68.50ドル台まで下げた。 中国市場は端午節できょうまで休場、週明け26日に取引を再開する。
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