きょうのドル円は海外市場に入って、利益確定売りに押されており、144円台前半に伸び悩む場面もみられた。円買いというよりもドル売りがドル円を押し下げている。この日発表の5月のPCEコアデフレータが予想を若干下回ったことも、ドル円の戻り売りに拍車をかけた。コアデフレータは前年比4.6%と予想を下回り、前回からも若干鈍化した。 しかし、FRBの直近のタカ派姿勢に対する見方に大きく変化を与えるほどの内容ではなく、市場は来月FOMCでの利上げを確実視しているほか、9月以降のもう1回の利上げを織り込む動きに変化はない。9月以降の利上げについてはまだ半分程度の織り込み。 きょうのドル円は東京時間に一時145円台に上昇した。財務省の口先介入もあり、ロング勢も上値に慎重にはなっているものの、上値攻めのタイミングを見計らっている状況に変化はない。 米大手銀からは更なる円安を見込む声も出ている。円は低ボラティリティーと大幅な金利差の持続で、2024年の円の下落リスクは無視できないと指摘。9月までにドル円は147円を付けると予想している。日銀は早ければ7月の決定会合でイールドカーブコントロール(YCC)を微調整するかもしれないが、マイナス金利は2024年まで維持される可能性が高く、短期ゾーンの金利への影響は限定的だと述べている。 *PCEコアデフレータ 結果 0.3% 予想 0.5% 前回 0.4%(前月比) 結果 4.6% 予想 4.7% 前回 4.7%(前年比) *PCEデフレータ(5月)21:30 結果 0.1% 予想 0.2% 前回 0.4%(前月比) 結果 3.8% 予想 3.8% 前回 4.3%(4.4%から修正)(前年比) USD/JPY 144.59 EUR/JPY 157.78 GBP/JPY 183.72 AUD/JPY 96.27 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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