日本時間23時に発表になった6月のISM製造業景気指数は46.0と2020年5月以来の低水準となり、判断基準である50を8カ月連続で下回った。注目の新規受注は反転したものの、10カ月連続で50を下回り、雇用指数も再び50を割り込んだ。 多くの米消費者はサービスや体験に目を向け、モノへの支出を制限し続けている。また、依然として高いインフレが所得を圧迫し、単にベルトを締めているだけの人もいる。 ただ、最近の統計によると、企業の設備への需要は依然健全で、これが持続すれば製造業をある程度下支えする可能性があるとの指摘も出ている。また、在庫は最も速いペースで縮小しており、底が近づいているとの見方も出ているようだ。 結果を受けて、為替市場では米国債利回りの下げと伴にドル売りの反応が出ていたが、米株式市場は小幅な値動きに終始し、反応は限定的。 NY株式3日(NY時間10:18) ダウ平均 34370.43(-37.17 -0.11%) ナスダック 13814.47(+26.55 +0.20%) CME日経平均先物 33675(大証終比:+25 +0.07%) USD/JPY 144.29 EUR/USD 1.0915 GBP/USD 1.2698 ISM製造業景気指数(6月)23:00 結果 46.0 予想 47.1 前回 46.9 新規受注 45.6(42.6) 生産 46.7(51.1) 雇用 48.1(51.4) 入荷遅延 45.7(43.5) 在庫 44.0(45.8) 仕入価格 41.8(44.2) 輸出 47.3(50.0) ()は前回 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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