売り買い交錯、米追加利上げ観測で売り強まるが切り返す=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物8月限(WTI)(終値)
1バレル=71.80(+0.01 +0.01%)

 ニューヨーク原油の期近は売り買い交錯。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月は0.09ドル安~0.01ドル高。その他の限月は0.39~0.02ドル安。

 堅調な米経済指標を受けて年内の米追加利上げ観測が強まったことが一時相場を圧迫したが、安値から切り返して当限は下げ幅を消した。これまで米金融引き締めの継続と景気悪化に怯えてきたことから、追加利上げ観測の高まりに対する反応は限定的だった。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で需要の高まりが確認されたことは支援要因。石油製品需要は日量2123万5000バレルと、今年の最高水準を更新した。ただ、製油所稼働率は91.1%と、4週連続で低下した。

 時間外取引で8月限は前日終値を挟んで上下した後、通常取引開始に向けて売りが強まると70.22ドルまで下落。ただ、売り一巡後は買い戻しが続き、プラス転換して引けた。

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