大阪9月限 日経225先物 32380 +40 (+0.12%) TOPIX先物 2246.0 +10.5 (+0.46%) 日経225先物(9月限)は前日比40円高の3万2380円で取引を終了。寄り付きは3万2390円とシカゴ日経平均先物清算値(3万2340円)を上回り、買いが先行した。寄り付き直後にリバウンド基調を強め、一気に3万2700円まで急伸した。ただし、買い一巡後は3万2580円~3万2680円辺りで保ち合い、前場終盤にかけて軟化。ランチタイムで下げに転じ、後場の取引開始直後には3万2310円まで売られた。終盤にかけて買い戻しにより3万2500円まで切り返す場面も見られたが、引け間際に失速し3万2380円と小幅な上昇で取引を終えた。 日経225先物は米国市場の上昇を受けて買い先行で始まった。指数インパクトの大きい値がさハイテク株がけん引する形で上げ幅を広げる場面も見られたが、アドバンテスト <6857> [東証P]が一時下げに転じるなど不安定な値動きだったこともあり、仕掛け的な商いが入りやすかったようだ。また、円相場が朝方に1ドル=138円90銭台と円安に傾く場面が見られたものの、その後は138円20銭台と円高に振れていることも重荷となった。 そのほか、前日に発表された中国の4-6月の国内総生産(GDP)が予想を下回り、上海総合や香港ハンセン指数が弱い値動きだったことなども、買い一巡後のショートを誘ったようだ。ただし、東証プライムの売買高は12億株ほどと薄商いであり、積極的な参加者が限られる中で短期売買を中心とした先物主導の相場展開だったとみられる。 日経225先物はボリンジャーバンドの-1σを挟んだ25日移動平均線と-2σによるレンジで推移しており、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀の金融政策決定会合を通過するまでは方向感がつかみづらいだろう。そのため、現在のレンジ内での推移が継続しそうだ。 なお、NT倍率は先物中心限月で14.41倍に低下した。反発して始まり、一時14.50倍を付けたが、同水準に位置する25日線に上値を抑えられる形状となった。結局は25日線とボリンジャーバンドの-1σ水準によるレンジ推移となっている。値がさハイテク株の一角が堅調だった一方で、金融や輸送用機器などが買われ、ややTOPIX型優位の状況だった。 手口面では、日経225先物はJPモルガン証券が888枚、ビーオブエー証券が774枚、BNPパリバ証券が537枚、SMBC日興証券が327枚の買い越しに対して、ABNクリアリン証券が1186枚、ドイツ証券が779枚、三菱UFJ証券が549枚の売り越しだった。TOPIX先物はゴールドマン証券が1165枚、ソシエテジェネラル証券が819枚、JPモルガン証券が538枚、SMBC日興証券が374枚の買い越しに対して、BNPパリバ証券が1026枚、UBS証券が740枚、ドイツ証券が340枚の売り越しだった。 株探ニュース
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