東京株式(大引け)=14円安、FOMC発表前で狭いレンジのもみ合い

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 26日の東京株式市場は、FOMCを目前に方向感の見えにくい展開となった。売りも買いも様子見ムードで、日経平均株価は結局小幅安で取引を終えた。

 大引けの日経平均株価は前営業日比14円17銭安の3万2668円34銭と小幅続落。プライム市場の売買高概算は12億6862万株、売買代金概算は2兆7807億円。値上がり銘柄数は775、対して値下がり銘柄数は945、変わらずは115銘柄だった。

 きょうの東京市場は朝方に日経平均が小高く始まった後は、先物主導で下値を探る展開を強いられた。しかし、その後は押し目買いで下げ渋り、後場はプラス圏に再浮上する場面もあった。日本時間あす未明に米国でFOMCの結果が明らかになるが、これを前に売り買いともに積極的な動きはみられず日経平均も狭いレンジでの弱含みもみ合いとなった。取引終盤は前日終値近辺での往来となったが、外国為替市場でドル安・円高方向に振れたこともあって戻し切れず、小幅ながら続落で引けた。業種別には紙パルプや電力、医薬品といったディフェンシブセクターが強い動きをみせる一方、自動車や海運、非鉄株などが軟調だった。売買代金は2兆7000億円台で約2カ月半ぶりの低水準となった。

 個別では、レーザーテック<6920>が高かったほか、ソシオネクスト<6526>も売り物をこなし上昇。ディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>など半導体関連の主力株が強さをみせた。そーせいグループ<4565>、大塚ホールディングス<4578>も堅調だった。ソースネクスト<4344>が値上がり率首位となり、オービックビジネスコンサルタント<4733>、富士紡ホールディングス<3104>、JCRファーマ<4552>などが値を飛ばし、JNSホールディングス<3627>、インフォコム<4348>などの上げも目立った。

 半面、アドバンテスト<6857>が軟調、トヨタ自動車<7203>も冴えない。川崎汽船<9107>が売りに押された。IHI<7013>が大幅に下落し、三菱商事<8058>も安い。富士通ゼネラル<6755>、サイボウズ<4776>は急落。KOA<6999>も大幅安となった。DDグループ<3073>、日本エスコン<8892>も大きく値を下げた。

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