クルーズのロイヤル・カリビアン<RCL>が大幅高。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益が予想を大きく上回ったほか、売上高も予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期の1株利益の見通しを上方修正している。第3四半期も予想を上回る1株利益の見通しを示した。 リバティCEOは声明で「クルージングと弊社ブランドに対する需要は極めて旺盛で、予約量と価格設定に新たな変化が見られ、通年で2桁の成長が期待できる」と述べた。 アナリストからも賞賛の声が上がっている。「現在の株価は、同社の潤沢な流動性、優れた運航ノウハウと資産の質、中核的なクルーズ顧客の回復力に対して過小評価されていると引き続き考えている」とのコメントも出ている。 「現在受け付けている予約の大半は2024年向けで、これは当分の間はクルーズ需要が健全であることを示す確かな指標となるはずだ」とも指摘した。 (4-6月・第2四半期) ・1株利益(調整後):1.82ドル(予想:1.57ドル) ・売上高:35.2億ドル(予想:34.0億ドル) ・稼働率:105%(予想:105%) ・旅客クルーズ日数:1230万日(予想:1230万日) ・平均旅客クルーズ日数 (APCD):1170万日(予想:1170万日) (7-9月・第3四半期見通し) ・1株利益(調整後):3.38~3.48ドル(予想:2.87ドル) ・平均旅客クルーズ日数 (APCD):1200万日(予想:1210万日) (通期見通し) ・1株利益(調整後):6.00~6.20ドル(従来:4.40~4.80ドル)(予想:4.73ドル) 【企業概要】 フロリダ州に本社を置く、ロイヤル・カリビアン・インターナショナルとセレブリティクルーズなどを運航。クルーズ船内で野外円形劇場、本物の草木を植えた公園、ミュージカルやアイススケートショーなどを運営する国際的なクルーズ会社。 (NY時間12:22) ロイヤル・カリビアン<RCL> 111.62(+10.74 +10.65%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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