アジア株 香港株は1%安、週末を前に利益確定売り 豪州株は下げやや縮小、小売売上高が昨年末以来の落ち込みを記録

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
アジア株 香港株は1%安、週末を前に利益確定売り 豪州株は下げやや縮小、小売売上高が昨年末以来の落ち込みを記録

東京時間11:02現在
香港ハンセン指数   19434.82(-204.29 -1.04%)
中国上海総合指数  3210.23(-6.44 -0.20%)
台湾加権指数     17265.70(+23.88 +0.14%)
韓国総合株価指数  2593.58(-10.23 -0.39%)
豪ASX200指数    7392.40(-63.52 -0.79%)

アジア株は総じて下落。

香港株は1.04%安。米利上げ終了期待や中国不動産支援強化は引き続き好感されているものの、前日に約1カ月ぶり高値をつけたことから週末を前に利益確定の売りに押されている。アリババやネットイース、JDドットコムなどハイテク関連が下落。素材や保険、消費者サービス関連の一角も下落している。

中国海外発展や龍湖集団、碧桂園控股など不動産株も軟調。ただ、支援強化期待から週明け再び上昇する可能性もある。
中国の住宅都市農村建設相は不動産・建築業界との会合で、低迷する不動産セクター再生に向けた取り組みを強化するよう呼びかけたと新華社が報じている。当局は、不動産業界の安定が景気回復を促進する上で最も重要な役割を果たすと指摘。初めての住宅購入者に対する頭金と住宅ローン金利の引き下げを求めたほか、住宅ローンを組んだことのある人(完済済み)を初めての住宅購入者とみなすよう求めたとしている。

豪州株はやや下げ幅を縮小、豪中銀の利上げ停止期待が高まっている。
きょう発表された豪州6月の小売売上高は-0.8%と予想外の減少となり、昨年末以来の落ち込みとなった。来週8月1日は豪中銀政策金利が発表される。4.10%から4.35%への利上げが見込まれているものの、一部では据え置きとの見方もある。そのほか、メルボルン研究所調査のインフレ期待や住宅建設許可件数、第2四半期の小売売上高も発表される。4日には豪中銀の四半期経済予測および金融政策見通しが公表される。

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