インテル<INTC>が上昇。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株損益が予想外の黒字となったほか、売上高も予想を上回った。ガイダンスも公表し、第3四半期は予想を上回る見通しを示している。PCの底打ちで、部品の需要改善を示唆した。 同社はPC低迷の底打ちに言及し、回復が進行中であることが年後半に鮮明になるとの見解を示している。同社のゲルシンガーCEOは「PC部品の在庫が通常水準に戻り、顧客が注文再開に動いている。関連事業で年後半に持続的な回復が見込まれる」と述べた。また、「2025年までに製造業の主導権を取り戻すという目標を達成するめどは立っている」とも語っていた。 今回の決算を受けてアナリストからの目標株価引き上げも相次いでいる。「PC回復に牽引され良好な業績と見通しを発表した。これまで投資家は同社株に否定的であったが、われわれは同社株が堅調に推移すると予想し続けている」といったコメントも聞かれた。 (4-6月・第2四半期) ・1株利益(調整後):0.13ドル(予想:-0.04ドル) ・売上高(調整後):129億ドル(予想:120億ドル) クライアント・コンピューティング:67.8億ドル(予想:61億ドル) データセンター&AI:40億ドル(予想:38.2億ドル) ネットワーク&エッジ:13.6億ドル(予想:15.7億ドル) モービルアイ:4.54億ドル インテルファウンドリー:2.32億ドル(予想:1.52億ドル) ・粗利益率(調整後):39.8%(予想:37.2%) ・営業利益率(調整後):3.5%(予想:-1.6%) (7-9月・第3四半期見通し) ・1株利益(調整後):0.20ドル(予想:0.13ドル) ・売上高(調整後):129~139億ドル(予想:132.8億ドル) ・粗利益率(調整後):43%(予想:41%) (NY時間09:34) インテル<INTC> 35.76(+1.21 +3.50%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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