米株価指数先物(9月限)(NY時間08:59) ダウ先物 35590(-105.00 -0.29%) S&P500 4595.25(-19.25 -0.42%) ナスダック100先物 15773.00(-84.50 -0.53%) きょうから8月相場に入ったが、米株価指数先物市場はダウ先物、ナスダック100とも下落している。企業の決算発表が本格化しており、取引開始前にファイザー<PFE>、メルク<MRK>といった大手薬品やキャタピラー<CAT>、そして、ウーバー<UBER>が決算を発表していた。 ファイザーは、新型ウイルス薬の売上げが急減したことでまちまちの決算となり、時間外で横ばいで推移。一方、メルクは主力薬のキイトルーダの好調な販売により、売上高が予想を上回ったことから、時間外で上昇。キャタピラーは予想を上回る1株利益と売上高を計上し時間外で上昇。一方、ウーバーは売上高が予想を僅かに下回ったものの、1株利益は予想外の黒字を計上したことで上昇している。 S&P500企業のうち160社以上が今週、決算発表を予定しているが、既に半数以上が発表を終えており、その80%以上が予想を上回る最終利益を上げている。 決算については、「いまのところ予想こそ上回ってはいるが、それでも減益で終わりそうな気配だ。しかし、年後半および2024年については、率直に言って楽観視している」との声も出始めている。 インフレに鈍化の兆しが見られる中で、市場にはソフトランディングへの期待が広がっている。それが7月相場を支え、夏枯れが予想される8月相場への期待も強いようだ。「この1カ月で米株式市場に上昇の兆しが見えて来た。この上昇に小型株やバリュー株の一部も参加し、より広範な物色が期待される」といった楽観的な声も聞こえ始めている。 引け後の決算はAMD<AMD>、スターバックス<SBUX>のほか、AIG<AIG>、アフラック<AFL>、モザイク<MOS>などが予定。 また、きょうはこのあと7月のISM製造業景気指数や6月の米求人件数が発表される。 (NY時間09:09) 時間外 キャタピラー<CAT> 270.31(+5.14 +1.94%) ファイザー<PFE> 36.05(-0.01 -0.03%) メルク<MRK> 107.75(+1.10 +1.03%) ウーバー<UBER> 50.15(+0.69 +1.39%) アップル<AAPL> 196.04(-0.41 -0.21%) マイクロソフト<MSFT> 334.36(-1.56 -0.46%) アマゾン<AMZN> 133.42(-0.26 -0.19%) アルファベット<GOOG> 132.48(-0.63 -0.47%) テスラ<TSLA> 265.40(-2.03 -0.76%) メタ・プラットフォームズ<META> 315.83(-2.77 -0.87%) AMD<AMD> 114.20(-0.20 -0.17%) エヌビディア<NVDA> 464.55(-2.74 -0.59%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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