ドラックストアや医療保険管理などを手掛ける総合ヘルスケア大手のCVSヘルス<CVS>が上昇。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ドラッグストアの既存店売上高も予想を上回っている。ガイダンスも公表し、1株利益の見通しは据え置いたものの、売上高の見通しは上方修正した。 同社は前日、ケア・デリバリーとテクノロジーへの投資を再優先するため、従業員5000人を削減すると発表した。声明では「第2四半期に事業の合理化・簡素化とコスト削減を目的としたリストラ計画を策定し、そのために4億9600万ドルの費用を計上した」と発表。 同社は在宅医療のシグニファイ・ヘルス社やプライマリ・ケアのオーク・ストリート・ヘルス社を最近買収するなど、小売業というルーツから脱却し、他のヘルスケア分野への進出を図っている。 (4-6月・第2四半期) ・既存店売上高:10.9%(予想:8.9%) ・1株利益(調整後):2.21ドル(予想:2.10ドル) ・売上高:889.2億ドル(予想:864.9億ドル) 医療給付:267.5億ドル(予想:256.7億ドル) 医療サービス:462.2億ドル(予想:447.4億ドル) 薬局ネットワーク:274.8億ドル(予想:260.4億ドル) メール&スペシャリティ:172.3億ドル(予想:174.9億ドル) 薬局・消費者ウェルネス:287.8億ドル(予想:282.6億ドル) 法人・その他:0.83億ドル(予想:1.76億ドル) (通期見通し) ・1株利益(調整後):8.50~8.70ドルに据え置き ・売上高:3505~3563億ドル(従来:3477~3535億ドル)(予想:3488億ドル) (NY時間09:59) CVSヘルス<CVS> 76.24(+2.29 +3.09%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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