NY株式4日(NY時間13:08) ダウ平均 35474.17(+258.28 +0.73%) ナスダック 14087.30(+127.59 +0.91%) CME日経平均先物 32295(大証終比:+145 +0.45%) きょうのダウ平均は反発。この日は7月の米雇用統計が発表になったが、非農業部門雇用者数(NFP)が予想を下回ったことで、雇用ひっ迫への懸念が後退し、株式市場も直後はポジティブな反応を見せている。 しかし、失業率は前回から低下し、平均時給も前年比で4.4%と予想を上回り、高い水準が続いている。そのため、市場が期待しているFRBの利上げサイクル終了を正当化するまでの内容ではない。短期金融市場でも見方に大きな変化は出てないようだ。 ただ、今週発表の雇用指標が強かったことから、米雇用統計も強い内容になるのではとの警戒感が広まっていた。その意味では本日の数字は安心感に繋がっているのかもしれない。 アマゾン<AMZN>とアップル<AAPL>が前日引け後に発表していたが、アマゾンはクラウド部門のAWSが予想以上に好調だったことで大幅高となっており、IT・ハイテク株の上げをけん引している。 一方、アップルは下落。アイフォーンやアイパッドなどの製品売上高が予想を下回り、3四半期連続の減収となった。時価総額は一時3兆ドルの大台を割り込んでいる。 決算については最新の情報で、S&P500企業の約84%が決算を発表し、80%が予想を上回る最終利益を計上している。減益決算ではあるが、市場が警戒していたほどネガティブな反応は見られていない。インフレ鈍化とソフトランディングという、ファンダメンタルズのハッピーシナリオを支援している模様。 *米雇用統計(7月)21:30 非農業部門雇用者数 結果 18.7万人 予想 19.9万人 前回 18.5万人(20.9万人から修正) 失業率 結果 3.5% 予想 3.6% 前回 3.6% 平均時給 結果 0.4% 予想 0.3% 前回 0.4%(前月比) 結果 4.4% 予想 4.3% 前回 4.4%(前年比) アップル<AAPL> 185.04(-6.13 -3.21%) マイクロソフト<MSFT> 332.89(+6.23 +1.91%) アマゾン<AMZN> 142.62(+13.71 +10.64%) アルファベットC<GOOG> 130.55(+1.78 +1.38%) テスラ<TSLA> 260.38(+1.06 +0.41%) メタ・プラットフォームズ<META> 315.04(+1.85 +0.59%) AMD<AMD> 118.08(+4.93 +4.35%) エヌビディア<NVDA> 453.58(+8.43 +1.89%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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