ユーロドルは伸び悩むも1.10ドル台での推移 ただ、ドイツへの懸念が重石=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 ユーロドルは1.10ドル台前半での推移となっている。この日の米消費者物価指数(CPI)を受けて、一旦1.1065ドル付近に上昇し、21日線に顔合わせしたものの、その後は戻り売りに押される展開が見られている。

 このところのユーロドルは100日線でサポートされ、底堅さも見せているが、ECBがこれまでのタカ派姿勢を緩和させる中で、ユーロに対する強気な見方は徐々に少なくなって来ている。

 ECBがハト派的な発言を強め出している背景には、ユーロ圏経済の軟調さがある。インフレは目標の2%にはほど遠いものの、これ以上の利上げが景気を後退させるとの懸念が高まっている。これまでユーロ圏経済の足を引っ張ってきたのは、ギリシャなどの南欧諸国だったが、いまはユーロ圏で最大の経済大国であるドイツに非難の矛先が向けられている。

 これまではドイツの機関車がユーロ圏の立ち直りを支援したいたが、いまやドイツは「欧州の病人」とも呼ばれている。G7で唯一のマイナス成長国となっており、製造業と建設業が衰退し、サービス業の成長も弱体化している。それに輪をかけて、主要貿易相手国である中国経済の低迷が事態をさらに悪化させている状況で、しばらくは脆弱な状況から抜け出せないと見られているようだ。

EUR/USD 1.1014 EUR/JPY 159.13 EUR/GBP 0.8664

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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