【これからの見通し】円安の流れ強まるなかで、ドル相場は混とん きょうは米生産者物価指数

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
【これからの見通し】円安の流れ強まるなかで、ドル相場は混とん きょうは米生産者物価指数

 今週は円安の流れが強まっている。中国貿易統計の弱い結果、中国不動産大手の債務問題、イタリアの銀行課税、地政学リスクによる原油高などさまざまなリスク警戒の材料がでている。そのなかで、ドル円相場は着実に水準を上げ、クロス円も堅調な足取りを示している。各主要国の金融政策がインフレと景気の両にらみとなっており、今後の見通しが定まらないなかで、日銀の揺るぎない緩和政策継続姿勢が再び市場のテーマとしてクローズアップされているようだ。

 昨日は注目の米消費者物価指数が発表された。前年比は+3.2%と市場予想+3.3%を若干下回ったが、前回の+3.0%からは上昇していた。ドル相場は売りの初動をみせたが、すぐに切り返してドル高方向の動きでNY市場を終えていた。ただ、ドル指数の流れをみると、先週までの上昇のあとは高止まり状態となっており、今週は上下動を繰り返している。8月に入ってからは明確な方向性に欠けている状況だ。

 そのなかで週末を迎えるわけだが、きょうは米生産者物価指数とミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)が発表される。今回7月の米生産者物価指数について、市場予想は前年比+0.7%(前回値+0.1%)、コア前年比+2.3%(前回値+2.4%)とみている。前回値からの強弱が分かれるところとなっているが、水準自体が低い点に注目したい。かなりインフレ圧力は落ち着いてきているようだ。ミシガン大指数については、市場予想は71.3と前回の71.6から小幅に低下する見込みを示している。ただ、大きな落ち込みではなく、水準自体は前回に次ぐ今年の高水準となる見込みだ。これまでの米金融当局の連続利上げの効果はそれほど悪くはでていないようだが、市場の反応はどうか。

 発言イベント関連の予定は、特段なし。材料的にはかなり静かな相場展開で週末を迎えることとなりそうだ。 

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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