アジア株 香港ハンセン指数が大幅安、中国本土株も軟調 アジア株は総じて軟調。中国最大の不動産開発会社カントリーガーデンが7日に社債の利払いを支払えなかった件について、先週末に国内債券11銘柄の流通停止などの措置が取られた。金曜日朝に大きく下げた後、少し戻していた同社株は週明けの香港市場で売りが強まり、0.86HKDと市場最安値を更新。先月末の1.85の半分以下での推移となっている。同社株の下げに押されて香港ハンセン指数が2%を超える下げ。中国本土株も大きな売りとなっている。 東京時間11:18現在 香港ハンセン指数 18610.09(-465.10 -2.44%) 中国上海総合指数 3154.81(-34.44 -1.08%) 台湾加権指数 16416.63(-184.62 -1.11%) 韓国総合株価指数 2568.11(-23.15 -0.89%) 豪ASX200指数 7277.60(-62.53 -0.85%) 香港ハンセン指数はカントリーガーデンの12%を超える下げに軟調。同業のロンフォーグループが5.4%安、不動産投資信託のリンクリアルエステートインベストメントトラストが4.9%安など不動産の売りが目立つ。自動車関連製品のBYDは取引高を伴って大幅安。 中国本土株も軟調。上海総合も不動産が安いほか、時価総額トップの貴州茅壷酒が下げており、下げ寄与度トップ。中国四大銀行の中国農業銀行、中国工商銀行、中国銀行などが下げ寄与度上位に並ぶ。中国電信がプラス圏。 豪ASXも軟調。不動産が安いほか、中国売りを警戒して、素材などの売りが目立ち、鉱山大手BHP、リオティントが1%を超える下げ。リチウム・タンタルのピルバラミネラルズが4%を超える下げ。石油会社ウッドサイドエナジーが堅調。自動車売買サイトのカーセールスドットコムが5%弱の上昇。
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