アジア株 中国売り継続 カントリーガーデンは買い戻し アジア株式市場は昨日一時500ポイント以上下げ、終値でも300ポイント超の下げとなった香港ハンセン指数が今日も軟調地合いとなっている。昨日は0.79HKDまで下げた中国不動産開発大手カントリーガーデンは、社債の延長分割での支払い提案などを受けて少し買い戻され一時0.88HKD,直近も前日比+5%の0.84HKDでの推移となっているが、全般に売りが出ており、軟調地合い維持。 東京時間11:50現在 香港ハンセン指数 18632.04(-141.51 -0.75%) 中国上海総合指数 3175.65(-2.78 -0.09%) 台湾加権指数 16490.28(+96.62 +0.59%) 韓国総合株価指数 2570.87(-20.39 -0.79%) 豪ASX200指数 7316.60(+39.65 +0.54%) 香港ハンセン指数は7日の社債利払いができず、資金繰り難が懸念されている中国不動産開発最大手カントリーガーデンが、昨日の急落からの調整もあって5%のプラス。同グループの資産管理サービス会社カントリーガーデンサービスも2.2%高。石炭火力のチャイナリソーシズパワー、機械メーカーのテクトロニックインダストリーズなども強い。不動産投資のワーフ・リアルエステート、ビール醸造のバドワイザー、火鍋チェーンのハリディオなどが売られている。 上海総合は金融、公益などのプラスと、情報技術・コミュニケーションサービスのマイナスが相殺。上海総合は前日終値前後での推移も、ハイテク中心の深セン総合はマイナス圏推移となっている。中国四大銀行の中国工商銀行、中国農業銀行、中国銀行、保険大手中国人寿保険、石油大手シノペックなどが強い。半導体のウィルセミコンダクター、太陽光発電のジンコソーラー、ロンギグリーンエナジーなどが売られている。 豪ASXは反発。医薬品大手CSL、昨日も上昇が見られた自動車販売ウェブサービスのカーセールスドットコムなどの買いが目立っている。求人ウェブサイトのシークなどが軟調。
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