ホームセンター大手のロウズ<LOW>が上昇。取引開始前に5-7月期(第2四半期)の決算を発表。既存店売上高が予想ほどの減収とならなかったほか、1株利益も予想を上回った。通期のガイダンスも公表し、前回の見通しを再確認している。 同社は声明で「既存店売上高は減収となったものの、春の回復と専門業者向けおよびオンライン販売の好調な伸びにより、木材デフレとDIY需要の減少を一部相殺した」と述べた。「中長期的な見通しにはなお自信を持っている」とも語っている。 アナリストは「第2四半期の決算は予想よりも若干良かった。第1四半期は木材デフレと春季関連商品への悪天候の影響で厳しい結果となったが、第2四半期は緩やかに回復した」と述べた。 「依然として20/21年に経験した大幅な成長を消化し、裁量購消費に依然として圧力がかかっていることを認識する必要があるが、低価格と高価格の両方のトレンドが改善しており、住宅価格も引き続き維持されている」とも指摘している。 (5-7月・第2四半期) ・既存店売上高:-1.6%(予想:-2.6%) ・1株利益(調整後):4.56ドル(予想:4.50ドル) ・売上高:249.6億ドル(予想:250.2億ドル) ・粗利益率(調整後):33.7%(予想:33.2%) ・営業利益率(調整後):15.6%(予想:15.5%) (通期見通し) ・既存店売上高:-2~-4%を維持(予想:-3.5%) ・1株利益(調整後):13.20~13.60ドルを維持(予想:13.40ドル) ・売上高:約870~890億ドルを維持(予想:881億ドル) ・営業利益率(調整後):13.4~13.6%を維持(予想:13.4%) 【企業概要】 米国各地の店舗で建築資材を販売し、ホームデコレーション、修繕、修理、改築、不動産管理関連の製品を網羅する住宅関連用品小売り会社。ホームセンター運営会社。 (NY時間09:47) ロウズ<LOW> 225.75(+8.16 +3.75%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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