きょうの為替市場は円買いの動きが優勢となる中で、ユーロ円は一時156円台に下落する場面も見られた。本日の21日線が157.35円付近に来ているが、その水準を下回っており、明日以降の動きが警戒される。 本日発表の8月のユーロ圏PMI速報値は企業のセンチメントが弱体化していることを示し、同時に発表になっていたドイツPMIもさらに弱さが示されていた。ユーロ圏が景気後退の瀬戸際にあることを再確認させる内容となっており、ECBの景気回復期待にも打撃を与えている。 冬場とは異なり、景気低迷はエネルギー価格高騰で大きな打撃を受けたドイツだけに集中しているわけではなく、ECBのこれまでの利上げが、すべてのユーロ加盟国の景気を減速させていることを明らかにしている。中国の需要も弱まっており、輸出も大きな刺激材料にはなりそうもない。 今回のPMIのデータはECBの追加利上げを否定する内容で、市場は9月のECBの利上げ期待を後退させている。 EUR/JPY 157.15 USD/JPY 144.63 EUR/USD 1.0866 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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