NY株式24日(NY時間16:25) ダウ平均 34099.42(-373.56 -1.08%) S&P500 4376.31(-59.70 -1.35%) ナスダック 13463.97(-257.06 -1.87%) CME日経平均先物 31695(大証終比:-525 -1.66%) きょうのNY株式市場、ダウ平均が大幅に反落したほか、IT・ハイテク株も戻り売りに押され、ナスダックも大幅安となった。前日引け後に好決算を発表したエヌビディア<NVDA>が失速したことが市場のムードを重くした。 エヌビディアは今回も前四半期に引き続き、驚くほどの好決算およびガイダンスを発表し、今年のIT・ハイテク株を押し上げている人工知能(AI)分野に新たな弾みをつけている。AI関連の需要が予想以上に旺盛で、データセンター部門の売上高が予想を大きく上回ったほか、第3四半期のガイダンスも強気の見通しを示した。 エヌビディアの決算が、8月に入って低迷している株式市場に力を与えることができるか、きょうの市場は注目されたが、買い一巡後に伸び悩んだことで、決算を受けて時間外で上昇していた他の半導体およびAI関連株も次第に売りに押され、IT・ハイテク株全体に波及している。 次のイベントは明日のジャクソンホールでのパウエルFRB議長の講演だが、市場ではタカ派色を残す内容になるとの見方が優勢。昨年はパウエル議長の講演に株式市場は大幅安となり、その後も下げ足を早めていた。しかし、今年は昨年とは違い、無難に通過できるのではとの声も出ている。 ダウ平均に関しては、ボーイング<BA>の下げが圧迫。同社のサプライヤーであるスピリット・エアロシステムズ<SPR>が、737型機の一部モデルに品質問題があることを認めた。 アパレルのゲス<GES>が決算を受け大幅高。通期の1株利益の見通しを上方修正した。 ウェブデータ分析用ソフトウエアのスプランク<SPLK>が決算を受け大幅高。通期の売上高および営業利益率の見通しを上方修正した。今回の決算を受けて目標株価を150ドルに引き上げたアナリストもいた。 ディスカウントショップのダラー・ツリー<DLTR>が決算を受け下落。見通しが予想を下回った。 クラウドを活用したビッグデータの保管分析サービスを手掛けるスノーフレイク<SNOW>が決算を受け下落。第3四半期の製品売上高の見通しが予想を下回ったことが嫌気された。 ボーイング<BA> 217.31(-11.27 -4.93%) スピリット・エアロ<SPR> 20.06(-2.91 -12.67%) ゲス<GES> 23.07(+4.76 +26.00%) スプランク<SPLK> 112.83(+12.90 +12.91%) ダラー・ツリー<DLTR> 123.88(-18.34 -12.90%) スノーフレーク<SNOW> 147.67(-8.03 -5.16%) スーパー・マイクロ<SMCI> 262.50(-15.11 -5.44%) C3・ai<AI> 28.83(-3.77 -11.56%) パランティア<PLTR> 14.14(-1.16 -7.58%) サウンドハウンドAI<SOUN> 2.27(-0.17 -6.97%) アップル<AAPL> 176.38(-4.74 -2.62%) マイクロソフト<MSFT> 319.97(-7.03 -2.15%) アマゾン<AMZN> 131.84(-3.68 -2.72%) アルファベットC<GOOG> 130.42(-2.79 -2.09%) テスラ<TSLA> 230.04(-6.82 -2.88%) メタ・プラットフォームズ<META> 286.75(-7.49 -2.55%) エヌビディア<NVDA> 471.63(+0.47 +0.10%) AMD<AMD> 101.80(-7.63 -6.97%) インテル<INTC> 32.59(-1.39 -4.09%) ブロードコム<AVGO> 854.46(-22.12 -2.52%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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