アジア株は総じて下落 香港株は大幅反落、決算発表したネットイースと美団が急落 東京時間11:11現在 香港ハンセン指数 18017.20(-194.97 -1.13%) 中国上海総合指数 3076.10(-6.15 -0.20%) 台湾加権指数 16574.24(-196.63 -1.17%) 韓国総合株価指数 2523.20(-14.48 -0.57%) 豪ASX200指数 7112.80(-69.31 -0.97%) アジア株は総じて下落、きのうの米株大幅反落を受け売り優勢で始まった。 香港株は1.13%安と反落、米引き締め長期化への警戒感が高まっている。香港は米ドルに連動するペッグ制を採用している。金融政策を米国に連動させているため米国が利上げ停止となれば、香港も基準金利の引き上げを停止する。そのため、きょうのジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演に注目が集まっている。 ナスダック大幅安を受け、JDドットコムやアリババ、レノボなどハイテク関連が総じて下落している。 ゲーム大手のネットイースは6.6%安。第2四半期決算の売上高が市場予想に届かなかったことや、米シティによる目標株価引き下げが嫌気されている。 料理宅配アプリ大手の美団は5.6%安、第2四半期決算で純利益が黒字転換したにもかかわらず下落。同社CEOが、マクロ経済や異常気象による短期的な逆風により、第3四半期に成長が減速する可能性があると明かしたことが嫌気されているもよう。 上海株は0.20%安、景気減速懸念が重石。碧桂園控股のデフォルト懸念が一段と高まっている。中国不動産大手の碧桂園控股は9月5日か6日の猶予期間の終了日までに計2250万ドルの利息を払う必要があるが、支払うことができなければデフォルトとなる。 来週金曜日には中国8月の製造業PMIと非製造業PMIが発表される。どちらも前月から小幅に低下することが予想されている。また、今週末27日には7月の工業企業利益も発表される。 米ゴールドマンサックスは中国の不動産市場のストレスがアジアの他の地域にも波及する可能性があるとして、MSCIアジア太平洋指数(除く日本)の目標を引き下げた。
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