ファイブロジェンが大幅安　パムレブルマブの臨床試験で主要評価項目を達成できず＝米国株個別

　バイオ医薬品のファイブロジェン＜FGEN＞が大幅安。デュシェンヌ型筋ジストロフィーの患者を対象とした「パムレブルマブ」の臨床試験（第３フェーズ）ＬＥＬＡＮＴＯＳ－２が主要評価項目を達成できなかった。声明では「プログラムの次のステップを決定するため、全データを評価中だ」と述べた。

　アナリストは「パムレブルマブが主要評価項目を達成できなかったことは、この薬剤とその潜在的な抗線維化活性にとって、棺桶に打ち込まれた最後の釘の１つ」と述べた。パムレブルマブは同社にとって唯一の希望であるがん治療薬だった。

【企業概要】
　貧血・線維性疾患・癌の治療に用いる、低酸素誘導因子阻害剤の低分子経口薬などを開発するバイオ医薬品会社。慢性腎疾患による貧血、骨髄異形成症候群による貧血、デュシェンヌ筋ジストロフィー、膵臓がんなどを対象とする治療薬の開発を進める。

（NY時間09:57）
ファイブロジェン＜FGEN＞　1.00（-0.28　-22.02%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

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