アジア株 上海株は下落、非製造業PMIが5カ月連続低下 碧桂園 上期赤字1兆円、リーマンブラザーズに匹敵

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
アジア株 上海株は下落、非製造業PMIが5カ月連続低下 碧桂園 上期赤字1兆円、リーマンブラザーズに匹敵

東京時間11:06現在
香港ハンセン指数   18549.49(+66.63 +0.36%)
中国上海総合指数  3124.56(-12.57 -0.40%)
台湾加権指数     16660.44(-59.38 -0.36%)
韓国総合株価指数  2550.88(-10.34 -0.40%)
豪ASX200指数    7298.90(+1.15 +0.02%)

アジア株はまちまち。中国景気減速懸念が高まっているものの、一方で当局による「大規模」支援策期待は続いている。

きょう発表された中国8月製造業PMIは前回から上昇した一方、非製造業PMIは5カ月連続で低下した。

中国不動産大手の碧桂園控股の1-6月の純利益は489億元(約9800億円・約67億2000万ドル)の赤字に転落、半期としては2007年の上場以来、最大の赤字となった。これはリーマンブラザーズ(第2四半期・第3四半期、計67億ドルの損失計上)に匹敵する。碧桂園は業績悪化が続けば債務不履行に陥る可能性があると警告。また、グループが企業として継続できるか重大な疑問があるともコメントした。

香港株は0.36%高。中国製造業PMIが前回から上昇したことを好感し上げ幅を拡大する場面が見られたが、買いは続かなかった。
バイドゥやテンセントホールディングス、レノボ、アリババ、ネットイースなどハイテク関連が上昇している。龍湖集団や新世界発展など不動産株も軒並み上昇、過去最大の赤字決算を発表した碧桂園控股も5%高と買われている。

超大型台風「サオラ-」が金曜日から土曜日にかけて香港に接近する見通しで、あす台風警報「シグナル8」を発令する可能性が高い。「シグナル8」が発令されると証券取引所は閉鎖する。

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