日経225先物は11時30分時点、前日比190円高の3万2800円(+0.58%)前後で推移。寄り付きは3万2480円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万2500円)にサヤ寄せする格好から、売りが先行して始まった。しかし、直後に付けた3万2460円を安値にロング優勢の流れとなり、現物の寄り付き後ほどなくして上昇に転じると、終盤にかけて一時3万2850円まで買われた。 日経225先物は3万2500円近辺での底堅さが意識されるなか、その後のリバウンドによって前日の高値(3万2700円)を突破し、ボリンジャーバンドの+1σを上放れた。これによりオプション権利行使価格の3万2500円から3万2750円のレンジ上限を捉えたことで、ヘッジ対応の動きが強まったようだ。また、財新が発表した8月の中国製造業購買担当者景況指数(PMI)が予想を上回ったことも材料視されており、ショートカバーを狙ったロングも入ったと考えられる。 後場はボリンジャーバンド+1σ水準でのこう着になりそうだが、権利行使価格の3万2750円辺りでの底堅さがみられるようだと、3万2750円から3万3000円とのレンジに切り上がる可能性はありそうだ。 なお、NT倍率は先物中心限月で13.94倍に低下した。TOPIXが高値を更新するなか、TOPIX型優位の需給状況となった。 株探ニュース
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