米労働省が発表した8月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数(NFP)は18万7000人増となり、7月の修正値から増加したほか、予想も上回った。金利上昇にもかかわらず労働市場が引き続き好調であることを浮き彫りにしている。 ただ、失業率は3.8%と前回から0.3ポイント悪化し、予想も上回った。8月の失業者数は7月よりも51.4万人多かった。その要因の一部は求職者が増加したことによるもので、労働参加率は0.2%ポイント上昇し62.8%と、2020年2月以来の水準に上昇している。 注目の平均時給は前年比4.3%上昇と予想通りではあったものの、前月比が0.2%上昇に鈍化し、賃金上昇傾向への一服感を示す内容となっている。 また、6月と7月のNFPが大幅に下方修正され、8月の数字を加えると、3カ月平均の雇用者数は約15万人増となった。これはパンデミック直前の2020年2月の約19万人を大幅に下回っている。 雇用増加の内訳は、ヘルスケアが7万1000人増と好調で、レジャー・接客、社会補助、建設業も増加した。一方、運輸・倉庫はトラック運送業の3万7000人減を筆頭に大幅に減少した。これは、8月上旬に倒産したイエロー社の倒産によるものである。 *米雇用統計(8月)21:30 非農業部門雇用者数 結果 18.7万人 予想 16.5万人 前回 15.7万人(18.7万人から修正) 失業率 結果 3.8% 予想 3.6% 前回 3.5% 平均時給 結果 0.2% 予想 0.3% 前回 0.4%(前月比) 結果 4.3% 予想 4.3% 前回 4.4%(前年比) 労働参加率 結果 62.8% 予想 62.6% 前回 62.6% MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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