デル・テクノロジーズ<DELL>が上昇。前日引け後に5-7月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表しており、予想を上回る通期の見通しを示している。 PC市場の回復に前向きな兆候を見せており、企業向けテクノロジー市場の回復への期待を高めている。同社はまた、企業のAI活用を支援する製品への需要が長期的な追い風だと指摘した。 クラークCOOは決算後の会見で「下半期に入り、マクロ環境で見られる幾つかの兆候に勇気づけられている。特に6月と7月に、需要環境は予想以上の速さで改善した」と語った。一方、マクギルCFOは「中小企業や政府系顧客からの需要が安定する兆しがある一方で、大口顧客は購入に引き続き、慎重な姿勢を示している」と述べている。 今回の決算を受けて目標株価を75ドルに引き上げたアナリストもいる。「好調な第2四半期の業績の上振れとガイダンスを発表した。フリーキャッシュフロー(FCF)を正常化させるという同社の目標に引き続き注目している」と述べた。 (5-7月・第2四半期) ・1株利益(調整後):1.74ドル(予想:1.14ドル) ・売上高:229.3億ドル(予想:208.4億ドル) インフラ:84.6億ドル(予想:73.5億ドル) クライアント:129.4億ドル(予想:120.6億ドル) (8-10月・第3四半期見通し) ・売上高:225~235億ドル(予想:217億ドル) ・粗利益率:1.5%低下 (通期見通し) ・売上高:895~915億ドル(予想:903億ドル) ・1株利益:6.10~6.50ドル(予想:6.21億ドル) (NY時間09:47) デル<DELL> 67.81(+11.57 +20.56%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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