このあと８月のＩＳＭ非製造業景気指数　前回から若干の低下が予想される

　このあと日本時間２３時に８月のＩＳＭ非製造業景気指数が発表される。予想は５２．４と前回から若干の低下が予想されている。世界的に企業景況感は低下傾向が顕著に示される中で、映画やコンサートに熱狂したこの夏の娯楽支出を考えれば、米サービス業のセンチメントはまだ持ち堪えていると見られているようだ。

　ただ、年末にかけては、消費者のバランスシート悪化という現実に直面する可能性も高く、米サービス業の景況感も縮小が警戒されている。なお、フィラデルフィア連銀の非製造業景況指数も低迷を示唆し、ＮＹ連銀の企業活動調査も低水準を維持していた。

　予想を下回り、判断基準の５０に接近するようであれば、今月のＦＯＭＣでの据え置き観測はもちろん、利上げサイクル終了も視野に入ってくる。

＊ISM非製造業景気指数（8月）23:00 
予想　52.4　前回　52.7

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

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