アジア株は下落、米引き締めサイクル終了期待後退、原油高で世界的なインフレ再加速懸念も浮上 東京時間11:00現在 香港ハンセン指数 18293.97(-156.01 -0.85%) 中国上海総合指数 3143.60(-14.48 -0.46%) 台湾加権指数 16675.77(-62.39 -0.37%) 韓国総合株価指数 2542.11(-21.23 -0.83%) 豪ASX200指数 7179.10(-77.95 -1.07%) アジア株は総じて下落、米引き締めサイクル終了期待が後退している。きうの発表された米ISM非製造業景気指数は予想を上回った。NY原油価格が一時1バレル=88ドル台にまで上昇しており、世界的なインフレ再加速懸念も浮上している。 香港株は続落、金融引き締め継続懸念が再燃。香港は米ドルに連動するペッグ制を採用しているため、金融政策を米国に連動させている。中国の景気停滞懸念も重石。 JDドットコムやシャオミ、レノボ、バイドゥ、テンセントホールディングス、美団などハイテク関連が総じて下落。不動産や保険、銀行株も軒並み下落している。 上海株も続落。日本時間正午過ぎに発表される中国8月の貿易統計への警戒感が高まっている。輸出・輸入ともに前回から減少幅が縮小することが予想されているものの、予想以上の減少となれば同国の景気減速懸念が一段と高まる恐れがある。 ハイテクや消費者サービス、生活必需品関連が下落している一方、原油高を受け、中国石油天然気や中国石油化工、中国海洋石油などエネルギー関連は上昇。さらなる住宅規制緩和・撤廃期待から北京首都開発や中国国際貿易中心など不動産株も買われている。
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