Ｇ２０、連鎖する危機が長期的成長に難題と警告へ

　Ｇ２０首脳は声明で、連鎖する危機が長期的な経済成長に難題をもたらすと警告するとともに、協調的なマクロ経済政策を呼びかける方針だと伝わっている。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。

　今週末にインドで開催されるＧ２０サミットは、経済見通しの不確実性が依然として高く、リスクバランスは下方向に傾いているとの認識を示す予定だという。

　世界経済の成長は不均衡で長期平均を下回ると見ており、成長を支えるために財政政策と金融政策をうまく調整する必要があるとの見解も示す。

　さらに、各国・地域の中央銀行は物価安定の達成に強くコミットしているとし、各国政府は中期的な財政の持続可能性を維持しつつ貧困層を支援するための的を絞った対策を優先させるとしている。

　また、最近の銀行の混乱は政策決定の機敏さの必要性を示しているとも警告するという。

　ロシアによるウクライナ侵攻を中心とした地政学的問題に関する部分を除けば、声明のほぼ全文が合意されたという。

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