NY株式8日(NY時間14:12) ダウ平均 34551.46(+50.73 +0.15%) ナスダック 13769.11(+20.28 +0.15%) CME日経平均先物 32595(大証終比:+175 +0.54%) きょうのNY株式市場でダウ平均は続伸。IT・ハイテク株も本日は下げが一服しており、ナスダックも反発している。アップル<AAPL>に買い戻しが入っていることで安心感も広がったようだ。 ただ、米株式市場は伸び悩むバリュエーションへの懸念の高まりと、強い米経済指標が逆にFRBのタカ派的な反応を促すのではないかという懸念の中で、9月に入っても軟調な推移が続いている。投資家は、原油価格上昇やインフレ長期化によってFRBがタカ派姿勢を継続するのではないかという懸念と、堅調な米経済指標を比較検討している。 そのような中で、一部のストラテジストからは悲観的な見方も聞かれる。「以前よりも、市場はもう少し持ちこたえられると考えている。しかし、基本的な見方は変えておらず、現行水準からの下振れリスクを引き続き見込んでいる。特に、米国のバリュエーションはIT・ハイテク大手7銘柄を除いたとしても、ファンダメンタルズに比べて高い」と指摘した。 また、別のストラテジストからは「長期金利上昇の脅威が高まっており、米経済のソフトランディングの見通しが後退。今後2カ月間は株安を招く可能性が高い」との見方も出ている。 FRBの追加利上げについて短期金融市場では、今月のFOMCは据え置きが確実視されているものの、11月の利上げを約2分の1の確率で見ている状況。 アップル<AAPL> 179.21(+1.65 +0.93%) マイクロソフト<MSFT> 334.60(+4.69 +1.42%) アマゾン<AMZN> 138.14(+0.29 +0.21%) アルファベットC<GOOG> 137.02(+0.82 +0.60%) テスラ<TSLA> 247.69(-3.80 -1.51%) メタ・プラットフォームズ<META> 299.00(+0.33 +0.11%) AMD<AMD> 106.34(-0.25 -0.23%) エヌビディア<NVDA> 454.20(-8.22 -1.78%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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