ユーロドルは1.07ドル台での推移が続いている。きょうは米消費者物価指数(CPI)が発表になっていたが、まちまちな内容に、市場でも方向感を出せていない。ユーロドルも米CPI発表後に上下動したものの、基本的には1.07ドル台での上下動に終始しているといったところ。 そのような中で、市場の関心は明日のECB理事会に移っている。ここに来て一気に利上げ期待が強まっているようだ。一部報道で「ECBが2024年のユーロ圏のインフレ率が3%超に高止まりと予想する」と伝わったが利上げ期待を高めた模様。短期金融市場では0.25%ポイントの利上げの確率を65%程度まで高めている。前日は50%程度、その前は40%弱だった。 ただ、市場でもECB内でも、今回の理事会の方向感が定まっておらず、情勢は混とんとしている。タカ派とハト派の双方に説得力のある主張がある。タカ派は、追加利上げなしにインフレが目標の2%まで低下すると期待するのは非現実的だと主張。中銀預金金利はまだ3.75%で、追加利上げの余地はまだある。 一方、ハト派からは、インフレは正しい方向に進んでおり、利上げを一時停止することで、利上げ効果を監視する時間を与えることができるとの反論が出ている。足元のユーロ圏経済は低迷しており、ドイツは景気後退に陥ると予想されている。ECBが利上げを続ければ、経済状況を悪化させるだけで、ラガルド総裁は批判にさらされるかもしれない。 EUR/USD 1.0736 EUR/JPY 158.31 EUR/GBP 0.8598 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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