【これからの見通し】ECB理事会は利上げか据え置きか、米小売売上高やPPIにも注目 この後の海外市場では注目材料が目白押し。ユーロ相場にとって重要なのがECB理事会の金融政策発表。現時点で据え置きと25bp利上げの見通しはかなり拮抗している。エコノミスト予想では据え置き派がやや多い。一方、短期金融市場では利上げの織り込み度がやや勝っている状況。短期金融市場では日々の材料で織り込み度が敏感に変化してきている。今日の理事会ではECBスタッフの経済見通しが発表される。そのなかで注目されるインフレ見通しについて上方修正されるとの見方が今週に入ってから報じられており、利上げ織り込み度の上昇につながっている。 据え置きか利上げか、市場の見方が拮抗しているだけに、どちらの結果がでても、想定外のポジションを持つ参加者の失望反応は大きくなりそうだ。その後は、ECBスタッフ見通しの内容やラガルドECB総裁会見の強弱感を受けて次第に相場動向は落ち着くことが予想される。 また、ECBイベントの最中に、米小売売上高、米生産者物価指数、米新規失業保険申請件数などが発表される。小売売上高は前回からの伸び鈍化が予想されている。生産者物価指数は前日の消費者物価指数と似ており、ヘッドラインの伸び加速となる一方でコア指数の伸びは鈍化することが予想されている。新規失業保険申請件数は小幅の増加が見込まれている。米債利回りの反応とともに、ドル相場の動きをチェックしたい。 発言イベント関連では、ECB理事会後のラガルド総裁会見が注目される。今週はドイツ経済の低迷に関する報道が多く、景気鈍化懸念についてどのように発言するのかが興味深い。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。