14日の東京株式市場は主力ハイテク株中心に買い戻される形となり、日経平均は大幅高。一時500円を超える上昇をみせる場面があった。 大引けの日経平均株価は前営業日比461円58銭高の3万3168円10銭と大幅反発。プライム市場の売買高概算は16億817万株、売買代金概算は3兆9484億円。値上がり銘柄数は1224、対して値下がり銘柄数は535、変わらずは76銘柄だった。 きょうの東京市場はリスク選好ムードのなか、日経平均株価は先物主導で次第高の展開をみせた。前日の米国株市場では、8月の米消費者物価指数(CPI)が事前の想定内の結果だったことを受け、FRBの金融引き締めに対する過度な懸念が後退、ハイテク株に買いが入った。米CPIを無難に通過したことで、東京市場もセンチメントが改善し、半導体などハイテク主力株中心に商いを伴って上昇する銘柄が多かった。解散総選挙観測を背景に後場は一段高となり、インデックス買いで日経平均は上げ足を強めた。値上がり銘柄数はプライム市場の67%にとどまったが、業種別では33業種中、空運を除く32業種が上昇した。また、全体売買代金も3兆9000億円台と高水準に膨らんでいる。 個別では、群を抜く売買代金をこなしたレーザーテック<6920>が大幅高となったほか、ディスコ<6146>も値を飛ばした。東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、ソシオネクスト<6526>など半導体関連の主力どころが軒並み高となった。また、トヨタ自動車<7203>が堅調、三菱重工業<7011>も終始買い優勢。JT<2914>、日本製鉄<5401>なども買いを集めた。鳥貴族ホールディングス<3193>、アイシン<7259>が急騰、丹青社<9743>も物色人気に。日揮ホールディングス<1963>の上げも目立つ。 半面、川崎汽船<9107>が利食われ、ソフトバンクグループ<9984>、ファナック<6954>も冴えない。セブン&アイ・ホールディングス<3382>が売りに押された。エイチ・アイ・エス<9603>は大幅安。アステリア<3853>、アトラエ<6194>などが急落、ヤーマン<6630>も大きく値を下げた。 出所:MINKABU PRESS
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