NY時間の終盤に入ってドル円は148円台半ばでの推移。きょうのNY為替市場は全体的には方向感がない値動き中で、ドル円も調整モードが続いている。東京時間には一時148円台前半まで下落していたが、NY時間にかけて買い戻しが膨らみ、一時149円付近まで戻す場面も見られた。しかし、上値に慎重になっている中で再び148円台前半に値を落とす展開。本日の21日線が148.25円付近に来ている。 大きな流れに変化はなく、ドル高期待から下値は固いものの、上値にも慎重になっている様子もかがえる。日本の財務省が150円台で介入を実施したかは未知数だが、上値への心理的な圧迫感は醸成されている模様。 今週は強弱まちまちの雇用指標に迷走している週だが、明日の米雇用統計がどう決着をつけてくれるのか、その結果待ちの雰囲気も強い。非農業部門雇用者数(NFP)は16.6万人増が予想され、運輸・倉庫サービスの雇用がパンデミック前のトレンドに逆戻りしていることから、NFPを圧迫すると考えられているようだ。 労働参加率はすでにパンデミック前の水準を上回っており、顕著に低下しない限り、失業率は3.7%近辺で安定的に推移すると予想されている。また、労働需要が落ち着いて来ていることから、平均時給も賃金上昇の落ち着きを示すと見られている。 *米雇用統計(9月)6日21:30 非農業部門雇用者数 予想 16.6万人 前回 18.7万人 失業率 予想 3.7% 前回 3.8% 平均時給 予想 0.3% 前回 0.2%(前月比) 予想 4.3% 前回 4.3%(前年比) ユーロドルは下げ渋る動きを見せ、1.05ドル台に戻している。ただ、積極的に買い戻す動きも見られず、依然として上値は重い。 FRBの金融引き締めが、他のG10通貨以上にユーロに重くのしかかっているとの指摘も出ている。オプション市場はユーロ弱気に転じる中で、ボラティリティは5カ月ぶりの高水準を維持している。金融情勢の不安が高まりを示す指標も示現しており、投資家の間でユーロの下値不安が非常に高まっているという。 もし、原油相場が再び急反発するか、ウクライナ侵攻への米国の資金援助が縮小されれば、ユーロの投資家はさらに不安を募らせる可能性があるとも指摘している。 ポンドドルの買い戻しも続いており、1.21ドル台後半まで戻している。基本的に上値の重い展開に変化はないものの、明日の米雇用統計を前にポジション調整が続いているようだ。 大手アセット・マネジメントはポンドに対する弱気ポジションを解消し、現在は中立に転じているという。最近の売り越しを受けて現在のポンドは英経済見通しを公正に反映しているという。2023年の英成長率を0.3%、2024年を0.4%と予想しているようだ。 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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